山あいの小さな集落\r\nひなびた村の古い校舎で、少女の首吊り死體が発見される。\r\n少女の名前は「桐島 楓(きりしまかえで)」。\r\n彼女は事件前、幼馴染みの「小鳥遊 葵(たかなしあおい)」に\r\n自らの想いを打ち明けていた。\r\n葵の記憶に殘る、彼女の拗ねた顔、笑い聲、重なり合った行為の余韻。\r\n葵の脳裏をよぎる、ある疑念。\r\n楓が何者かに殺されたことを確信した葵は、行動に移す。\r\nある日、葵は教室內で孤立していた謎の転校生\r\n「水無月 紫陽花(みなづきあじさい)」に呼び出される。\r\n\r\n紫陽花 : 來て… あ